男が履けるかわいい雨靴-05(素材02)

革靴で雨に対応している靴というとどういうものがあるでしょうか。
ゴアテックスのような防水透湿性素材を使用したものが先ず思い浮かびます。
防水フィルムを立体的にラミネート加工する技術もあります。この製造工程の説明を聞いた時は、防水への熱意にため息が出ました。
それから、昔ながらの登山靴に用いられるようなスウェードにたっぷりのオイルを染み込ませることで防水しているものもあります。
他にも色々な方法があるかもしれません。
こんかいの企画では、革自体に防水性が備わっているものを使います。

その革がこちら blog_day5
フライパンなどで良く知られているテフロン加工が施された革。
フライパンでは表面にテフロンの層を作るだけだが、この革はテフロン液の中に付けて、革の芯までテフロンが浸みこんでいるということです。

だから水をかけるとこんな感じに。

革とは思えない水の弾き様で、目の錯覚の様に感じます。強く流水を当てたり、水が乗った状態で革をこすると、水が浸みこんだ様に見えますが、表面が起毛しているので、その毛に水がまとわりついているだけの様子。
気になるのはこの防水性がどれほど持続するのかですが、テフロン加工をした工場によると、芯まで染み込んでいるから半永久的に効果があるとのことです。実際どのくらいなのかはわかりませんが、今回の企画に於いてはこの機能で十分だと思っています。もし万が一テフロンの防水性が無くなったら、オイルを染み込ませて防水すれば良いですから。



R.F Academyカリキュラム案内

素材について

何よりも使ってみることが素材について学ぶ最良の方法です。
革であれば、見て、触れて、切って、漉いて、縫って、引っ張って、叩いて、磨いて、そして履いてみて、その素材がどういう特徴を持っているのか知ることです。
もちろん、一通りの素材についての知識を座学で学びます。
しかし、靴の製作、修理、トレーニング課題を通じて様々な素材に触れて、実際に使ってみた経験が最も良い知識となります。
例えば革は、場所によって特徴が変わります。あなたが今加工しているのはどの部分で、触った感じや切った感じはどうか、そういったことをきちんと整理しながら課題に取り組むことを我々は求めます。ぎっしりと詰め込まれた1年間であっても、出来ることには限りがあります。ただ数をこなせば何かが身に付くという方法はあまり有効ではありません。
同じ量の作業で得た経験を、同時に効率よく知識としても身に付けて欲しいと考えています。効率よく積み重ねられた経験と知識は、あなたの中に「感覚」として根付きます。
様々な素材が次々と生み出されています。新たな素材に出会った際、自分にとって必要なものなのかどうかを評価するために、そうした感覚が大切になります。
R.Fアカデミーのカリキュラムでは、素材について、知識だけではなく経験を踏まえて学ぶようになっています。
靴学校921
このブログは靴と足のプロフェッショナルを育成する学校
921(クツビト)が情報を提供しています。