ハンドソーンウェルテッド‐02

先芯、月型芯加工

ハンドソーンウェルテッドの2回目は、つま先と踵の芯材の作成です。
つま先を先芯、踵を月型芯と呼びます。他にも呼び方はありますが、このブログではこれで通したいと思います。

ここでは革を使用した芯の製作をご紹介します。2~3ミリの革を包丁で「漉き」を行い、適切な形に仕上げます。
適切な形とは、最も厚い部分で2~3ミリの革がそこにあることを感じさせずに、しっかりと木型の形を再現し、靴の形を保つことのできる形といえます。
登山靴などでは、先芯で3ミリ、月型では5ミリかそれ以上ある革を使用することもあります。
これらの芯には革以外にも様々な素材を用いられていますが、ハンドソーンウェルテッドという製法で靴を作る工房では、特別な事情が無い限りは革を漉いて作っているのではないでしょうか。
出来上がった月型芯と先芯は、木型にいったんクセ付します。
しなくても作れますが、特に月型芯はした方が良いでしょう。

月型芯を漉いています
月型芯を漉いています
月型芯を漉いています
月型芯を漉いています
月型芯完成
月型芯完成
月型芯を木型にクセ付しています
月型芯を木型にクセ付しています
先芯を木型にクセ付しています。
先芯を木型にクセ付しています。

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先芯・月型芯加工

月型芯と先芯の加工もまた、中底加工同様に包丁の技術向上に非常に効果的です。
底材として鞣されたベリーやショルダーを漉く作業は、初め非常に力が必要な作業に感じられることでしょう。しかし、包丁をきちんと研ぐことが出来、革を漉くために有効な手の使い方を出来るようになると、力よりもそうしたコツが大切になってきます。
月型芯と先芯と中底加工はセットでトレーニングのメニューとして、年間を通じて行います。
固い革を自由に加工することが出来るようになると、甲革の下処理の技術も同時に向上します。
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