男が履けるかわいい雨靴-07 (底付-01)

底付というのは、簡単に言うと靴の「組立て」の工程のことです。
ここまでで、平面の革を、縫製して立体的な「アッパー」にしました。
このアッパーを木型を用いて靴の形にしていくのですが、その方法が色々とあります。どの方法を選択するかによって、デザイン、性能、価格に影響を与えます。
この底付というのはとても奥深く、不思議な工程です。
さて、今回の企画では、この底付はステッチダウンで行うことにしておりました。
底付にも多くの工程がありますが、この企画では靴が出来るまでの流れを知って戴きたいので、今日の底付についても写真を中心にざっとご紹介したいと思います。

※この試作は、6日目で紹介のソールと、1日目で話の出たシャークソールの両方を片足ずつ作っています


つり込み (写真を撮り忘れたので別の靴のつり込みの写真です)
つり込み (写真を撮り忘れたので別の靴のつり込みの写真です)

ミッドソールを貼り、圧着しています
ミッドソールを貼り、圧着しています

ステッチダウンの特徴となる縫いをかけています このミシンはルッチュにはありませんので、ミシンによる出し縫いは専門の職人に依頼します。
ステッチダウンの特徴となる縫いをかけています
このミシンはルッチュにはありませんので、ミシンによる出し縫いは専門の職人に依頼します。

ヒールの高さを調整後、本底を貼り、底周りを整えて、仕上げます(シャークソール)
ヒールの高さを調整後、本底を貼り、底周りを整えて、仕上げます(シャークソール)

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底付について

底付は、工程が進むごとにどんどんと靴になっていくこともあり、学生にとってとても面白い工程といえます。手技が上手くなり、一つ一つの工程の精度が上がると完成した靴がとても美しくなる。と、思いがちですが、必ずしもそうではないのが底付の不思議なところの1つでしょう。最初の工程から完成のイメージをしっかり持ち、そのイメージ通りに完成させるために必要な工夫を各工程で行う必要があります。
木型が変わっても、素材やデザインが変わっても、それに応じて靴作りを行うことが出来る職人は、この調整を自由に行うことが出来ていると言えます。
R.F アカデミーでは、1年目に4つの方法で底付を行います。
セメント、マッケイ、ブラックラピッド(マッケイグット)、ハンドソーンウェルトの4つです。
違う製法での靴作りは、製法ごとの有利や制限を知ることになり、完成イメージの持ち方や、その完成イメージへの辿り着き方を知る上で有効です。
この企画で行っているステッチダウンは行いませんが、上の4つの製法による靴作りができれば他の製法も理解できます。

底付の各工程については今後の企画で紹介致します。
靴学校921
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