ノルウィージャンとノルベジェーゼ チロリアンシューズ01

六本木のとあるマンションの一室にて
石 : ハンドソーンウェルトの他にも手縫いの製法がありますね。
村 : ノルウィージャンウェルトやノルベジェーゼなんかは手で縫いますね。ただ、これらもハンドソーンウェルトと同じように、普段見かけるのは、グッドイヤーミシンで縫われたものですよね。
石 : パラブーツなんかはミシンで縫ったノルウィージャンとして有名ですよね。公式のホームページでもミシンでノルウィージャン縫ってる写真が出ています。
村 : そうですね、ミシンで縫うことが当たり前の他の製法でも、当然手で縫うことは出来ますよ。
石 : 何か違いがあるんですか?
村 : んー、違いを出そうと思えば出せるけど、やっぱり一番違いがあるのは、ノルウィージャンとノルベジェーゼかな。中底を縫うのか、中底に貼ったリブっていうものを縫うのか、これは構造として大きな違いですからね。
石 : そのほかにも、調べるといろんな名前の製法があるみたいだけど、説明を読む限りでは、いくつかの製法の組み合わせみたいですね。
村 : そういうのもありますね、難しそうに見える製法も、よくよく見てみると、ステッチダウンとノルウィージャンの組み合わせだったりして。そう考えると、なんだかやれそうに思えてきちゃいますね。やったことは無いですし、もちろん、実際にはとても高度な技術です。
石 : で、どうしましょうか、せっかくだから、ハンドソーンウェルト以外の手縫いも紹介してみますか?俺としては、今日出た話ではパラブーツのミカエルが好きだから、ノルウィージャンでどうでしょう。
村 : ノルウィージャンは、ウェルトが付くので、ウェルト無しのノルベジェーゼにしませんか? チロリアンシューズは、登山靴を作るところでは、ノルベジェーゼでも結構作るんです。ウェルトが無いぶん軽くなりますし、街履きとしては、向いていると思います。
石 : ノルベジェーゼって、ノルウィージャンの簡易版みたいな言い方をしているものを見たことがありますけど、用途によって使い分ける方法というふうに捉えていいんですね。
村 : そうですね、登山靴としてのチロリアンシューズでは、甲革だけで3ミリほどの厚みがある革を使って、裏革も1.4ミリあるようなしっかりした組み合わせですから、それ自体の強度がかなりありますので、ウェルト無しでも十分な強度があります。 今回は、そこまで厚い甲革を使用しませんが、きちんと強度も考えてあげて。
石 : そうねぇ、全部真似してちゃつまらないし、少しアレンジを変えるということで、そうしましょう。
手で縫いを掛けるものは、機械縫いが普通の製法でも、手で縫うことが可能でしょうけど、そうじゃないのっていうとどんなのがありますかね?
村 : 手で縫う必要がある製法としては、ウェルトを縫い付けるというところでは一緒の、ノルウィージャンウェルト ノルウィージャンウェルトというのは、ウェルトを使うところが一緒ですが、ノルベジェーゼという、ウェルトを使わないものもあります。
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