スニーカー企画 -01

村:次に作るべきなのはスニーカーだと思うんです。
石:いいと思いますけど、急に?
村:いや、急ではなくて、前から必要だと思ってたんです。 足とかからだのトラブルがあったときに、対処しやすい靴が欲しくて、でもメーカーが作る靴だといろいろと工夫されているのだけれど、かえってそれが使いづらかったりするんです。だったら自分で作ろうと思っていたんですが、自分で作っていた靴は基本的に、いわゆる紳士靴でしょ、女性の足にあわせて作る場合でも、デザインは紳士靴のデザインがベースになることが殆ど。でもそれだと履く人が限られちゃうんです。
石:全世代で男女問わず履けるからスニーカーがいいということですか?
村:そうですね、そういうこと。 でも、やっぱりビジネスでも履けるようなデザインにしたいんです。それがとても大事だと思うんですよね。
石:それって、コールハーンのようなアッパーは基本的な紳士靴のデザインの形で、底が機能的なスニーカーになっている靴のことですよね。
村:そうじゃなくて、靴単体としてみたらスニーカーだねって言ってもらえて、でも履いたらスーツにも溶け込んで履ける。っていう風にしたいです。
石:つまり、スニーカーに見えるための要素と、スニーカーっぽく見えない要素があって、それをうまいこと組み合わせたデザインにするってことですね?
村:そうです。
石:なんでスニーカーに見えないといけないのかが分からないですね。
村:足にトラブルある人にとって、見た目が安心できないと試そうとも思ってくれないんです。デザインはスニーカーだから自分でも履けそうっていう安心感がまず基本にあって、その上で自分の悩みに合っているものが欲しいんです。安心感のため。
石:でも、履いたらスニーカーっぽさは軽減されちゃっていいんですか?
村:はい。トラブルへの対処が出来る靴でありたいので、一番はいている時間の長い、仕事中でも履ける靴でなくちゃいけないと思うんです。
石:なるほどね、いいじゃないですか。やろうやろう。
靴学校921
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