ノルベジェーゼのスクイ縫い チロリアンシューズ04(スクイ縫い)

ノルベジェーゼやノルウィージャンウェルトの場合、縫い目が靴の側面に出ることになります。そのためつり込みは通常のスクイ縫いをする場合に比べると容易ですので、特にここではつり込みについて触れず、さっそくスクイ縫いの話しをします。

ノルベジェーゼというのは、ノルウィージャンウェルトのウェルト無しともいえますし、側面を一度縫いとめるステッチダウンとも言えるでしょう。
ただ、ノルウィージャンウェルトでは、登山靴を作る際にはアッパーも外側に折り返すのに対して、デザインとして採用されるノルウィージャンでは、側面に縫いとめられたウェルトを開き、甲革は外側に折り返しして出し縫いを掛けられる事は無く、切り取られます。
そうした意味で言うと、ノルベジェーゼは、アッパーと中底を側面で縫いとめたステッチダウンと言った方が説明としては適切かもしれません。


ウェルトのあるスクイ縫いと比べると難しいことは特にありませんが、ステッチが側面に出ることで、デザインとしての役割も果たしますので、目幅を均一にすることと、上下に波を打たないようにすること、そして、目幅と糸の太さのバランスに気を配ることが大切です。

R.F Academyカリキュラム案内

製法について

靴学校921では、カリキュラムとしてとくにこのノルベジェーゼという製法を作ることはありません。それというのも、本文で紹介したとおり、通常のスクイ縫いが出来るようになっているのなら、この製法は特別難しいことは無いからです。やろうと思えば出来るようになっていると言えます。
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