木ヤスリをかける(ヒール仕上げ1)

ヒールの積み上げが終わり、これから側面を美しく仕上げるために、最も大切な工程がこの木ヤスリかけです。
もちろん包丁で切り整えられているに越したことは無いのですが、もしその技術が無かったとしても、木ヤスリを入念にかける事で技術不足をカバーできます。包丁技術は勿論大切なのですが、この「ヒール仕上げ」という工程においては、包丁で切り整える技術があれば、この木ヤスリの工程が短くて済みますが、大切なのは木ヤスリをきっちりとかけることです。

しかし、木ヤスリが大切な理由はそれだけではありません。むしろ別の理由の方が重要です。それは、木ヤスリの作業にムラがあると、そのムラは最後まで残ってしまいます。つまり、その後の工程ではこのムラをカバーして仕上げにいたることが出来ないので、ムラ無く全体にきっちりとかかっていないということが、この工程がとても重要である理由です。

もしもまだ技術的に十分ではないと思っている人がいたら、この工程に時間を掛けることで、仕上がりのクオリティーを上げることができるかもしれません。


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